星の子
あとがき

Web拍手御礼作品





初めての試みだったのですがいかがでしたでしょうか?

私自身こういうコラボレーション的なことが大好きでして……なのでスーパーロボット大戦とか、大好きなんです。あれはもう夢の共演としか言いようがない作品ですから。

古くは手塚治虫氏のマリンエクスプレスとか。あれも手塚キャラクターが(名前は変わってましたが)総出演した2時間アニメで、この前レンタルビデオ屋で見つけて嬉々として借りて来て何度も見直したくらいです。

まず普通は絶対に出会わないキャラ達が出会い、感化されて色んな事件を乗り越えて結束を固めていく、なんて面白いじゃないですか。

本編では見せないまた違った魅力を見つけられたり、「もしもこうだったら」という可能性も見つけられたり―――嫌いな人はものすごく嫌いますが、ウルトラ兄弟勢揃いとか、仮面ライダー勢揃いとかの番組があるところを見ると、結構好きな人は多かったんじゃないかなと思われるのですがどうでしょう?(そういえばドラゴンボール本編にアラレちゃんが出てきたこともありました。あれも嬉しかった(古))



で。

そういう自分の欲望(言い過ぎ)を満たすためだけに書いたようなものだったのですが、折角書いたのなら見て貰いたい、という欲求も出てきて、こういう形でアップをさせて頂きました。



こっから先は苦労話みたいなもんなので嫌な人はすっ飛ばしましょう。読んでも面白くありません(でも書きたい(爆))。


この作品を書いていた頃は、まだハウルの動く城も一度しか見ていない状態でした。千尋とハクはともかく、ハウル達の動きがいまいち良く把握出来ていない状態だったんです(緋色を書いていた頃に平行して書いていた訳ですな)。

だもんで、絶対に本編ではあり得ない状況を作り出した時に、ハウル達が一体どんな行動を示すのか……というのが自分のなかで固まり切らず、それがすんんんごく悩んだ部分でもあります。

ハクとハウル、千尋とソフィーという対になる人物が、今でこそしっかりと自分のなかでたて分けられてますが、これを書いてた時にはうまくたてわけられてなかったんですよぉ(汗)。

かなり頭の中でシミュレートをしてみました……その間に色んな本を手に入れることが出来たのも幸いでして。


ハクは人間嫌い、警戒心が強く千尋以外には心を許さない
  ↑
  ↓
ハウルは人懐っこく、敵対心を抱いていない相手ならば受け入れる


千尋は順応性が高く好奇心が強い。思うより先に行動する。
  ↑
  ↓
ソフィーは芯は強いが内に溜め込むタイプ。吹っ切ると行動は早い。


という感じのたてわけを自分のなかでしてみることが出来ました。

当たらずも遠からず、って感じでしょう? ただ千尋とソフィーは宮崎ヒロインであるが故に、そこまでの大きな違いはない、というのが正直なところなんですが。

違いを見つけることが出来れば後はキャラクター達が動き始めるので、書くのは簡単でしたね。



ところで。

……実はハウル、ハクに対しては「あなた」と呼び別格扱いして敬意をはらっております。

いくらハウルがカルシファーの力を得て人間以上の力を持っているとしても「器」が人間である以上それ以上の力を出すことは出来ないでしょう――使いすぎると力に飲み込まれ、人間の姿を失ってしまうというのは本編でも書かれていたことですし。

対してハクは、人間の姿が仮の姿で本当の姿は竜である訳で、今は力が弱まっているとしても内在する力のレベルが全く違う訳です。

その辺りから、「大いなる者」への敬意……みたいな感じで喋らせてみた訳です。

千尋やソフィーはそんなことに気がついてませんけれども。

まぁ、竜となったハクの背にハウルをのっける、というのはやってみたかったことなのでとっても満足です。



長くなりましたが。

今回はハウル達の世界に千尋たちが迷い込んだ、という設定になりましたが、続きも書いてみたいな〜〜と目論んでおります。

今度は逆バージョンで、湯屋の方にハウル達が迷い込む(?)方、です。

あの湯屋にどう見ても人間なハウル達が迷い込んだら名前とられるのかなとか、ハウルは別の意味で客寄せにとても効果的だろうなとか、ソフィーの掃除能力は湯屋ではものすごく重宝されそうだとか、カルシファーがボイラー室で手伝ったら凄いことになりそうだとか。

―――色々と妄想(?)はふくらみますけども。

また近いうちにお見せ出来るんじゃないかな、と思います。





それでは、本当に長くなりましたが。

ここまで読んで下さってありがとうございます。

Web拍手での感想も全部目を通しております。お返事は出来ませんが、励ましの言葉や応援の言葉をたくさん頂いて、本当に感謝しておりますm(_ _)m

本編とは全く関係ないところで書かれた全く違うオリジナルなストーリーになりましたが。

楽しんで読んで頂けたなら嬉しいです。